■刺激し合う二人が奏でるハーモニー 「小さな音楽教室」
「小さな音楽教室」はピアノ川崎ゆう子さんとフルート藤原さとかさんのユニットです。川崎さんは市内で音楽教室をされる傍ら演奏活動も行われています。藤原さんは大阪で演奏活動をしていらっしゃいましたが、ご結婚して東広島にいらっしゃいました。
結成は昨年6月。出会いのきっかけは、イベントでの演奏を依頼された藤原さんが一緒に演奏してくれる人を探して欲しいと東広島アーツコンシェルジュに相談されたことでした。一緒に出演したそのイベントで「小さな音楽教室」として活動したため、「そのままでいいんじゃない?」となり、ユニット名も「小さな音楽教室」になりました。

川崎さんも藤原さんもそれぞれかなり素敵な演奏をされる方なのですが、実は、学んできた音楽が全く違います。川崎さんは、合唱団の伴奏活動から始まって、徐々に、ポップスからブギウギなど幅広い音楽に魅了されていきます。一方で、藤原さんはゴリゴリのクラシックに鍛えられてきました。
そこを踏まえて、お二人それぞれにお相手の感想を伺ってみると、
藤原さんは「川崎さんはポップスなどを合わせたとき、ガンと来て欲しいところで、熱量のこもった素晴らしい音を下さいます。ただ強いだけではなく、情熱的な音。初めて合わせた時に、この音がずっと欲しかった…と嬉しくなったのを覚えています。気持ちいいんですよ」と。
川崎さんは「藤原さんは演奏中、助けてくれるんです。演奏についても知らないことを教えてくれる。新しいことを知れて楽しいです」
と答えてくださいました。
相手の演奏にワクワクしながら、自分の演奏が刺激されていく。それぞれが持つ音楽性の違いによって生まれる新たな音を、楽しみながら模索している様子が想像できました。

実はお二人の演奏を聴けるイベントが3月16日に行われます。高屋西地域センターで行われる「令和6年度高屋西地域交流会」です。午後1時40分から「愛の挨拶」、「情熱大陸」など5曲を披露する予定です。入場無料ですので、お気軽にお出かけください。
今後は、東広島での演奏活動を積極的に行っていく予定の「小さな音楽教室」。上質の演奏が聴きたい方は演奏依頼をしてみてはいかがでしょうか。子育て中のお二人は、お子さんにも聴いてもらえる機会があればとおっしゃっています。 「小さな音楽教室」の今後のご活躍にご注目ください!