■子供たちだけの歌いの場♬ 東広島みらい合唱団
コロナ禍で音楽を楽しめる場が減っていて、心の癒しがなくなったと感じていらっしゃる方も少なくないと思います。大人にとっても辛い事態ですが、お子さんにとってはもっと深刻です。どんなお子さんでも気軽に楽しめる音楽“歌う”ということが制限されているからです。素敵な大人になるための成長過程で音楽に触れられないのは残念では済まされない状況です。
そんな中、「東広島児童合唱団」がなくなり、歌える場所が減ってしまいました。もちろん東広島混声合唱団でもお子さんの合唱も指導していらっしゃいますが、子供たちだけで歌う場所も必要なのではないかと立ち上げられたのが「東広島みらい合唱団」です。
11月17日㈭くららで行われた練習にお邪魔してきました。東広島みらい合唱団の練習日は毎週木曜日午後4時半~7時まで。現在は毎週ではなく、月3回となっているそうですが、毎回2時間半も練習されています。練習時間が長いのには理由があります。参加対象者の年齢層が幅広く幼稚園の年長さんから高校生まで。小さいお子さんは遅い時間の練習は難しく、大きいお子さんは早い時間に来られない。どちらにも対応できるように長―く設定されています。
この日の指導は音楽監督である寺沢希先生でした。最初は一人ひとりが本の中から歌いたい歌をリクエストし、伴奏に合わせてみんなで歌います。これで小さい子供たちも歌のヴォルテージが上がっていきます。上がりきったところで合唱の練習がスタート。
「にじ」という曲はもうすぐステージ上で披露する機会があるかも!ということで先生の指導にも熱が入ります。歌詞で描かれている様子を思い浮かべながら歌う指導をされていました。「虹の形は丸いよね?何色ある?それを思い浮かべながら歌ってみて」と先生が問いかけると、子供たちの歌声がはっきりと変わります。魔法のことばのようでした。
発表会が行われるときにはまた紹介いたします。
今後も体験会が行われるようですので、Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどチェックしてみてください。