■安芸津活性化の活動拠点 third
安芸津町風早の風早地域センターそばに「third」という場所があります。もともとあった古い住宅を改装して、2022年3月にオープンしました。コワーキングスペース、レンタルスペース、リビングラボとして利用できます。
最近はカタカナ語が多くて、よく理解できないなあって思った方。私も同感なので、少し解説させていただきます。
コワーキングスペースは、気軽に使えるお仕事スペースという感じでしょうか。職場や自宅から離れた場所で、急に入った仕事を片付けないといけなくなったり、出張場所で空いた時間に仕事をしたいときに借りられる場所です。Wi-Fiや電源が使えるし、テーブルとイスも広く使えて快適に仕事ができます。最近、色々なところで見かけるようになりました。東広島市内にもいくつかありますね。
ただ、コワーキングスペースの本当の魅力はそれだけではありません。事務所代わりに事業の拠点として使えること。安芸津町で新しい事業を始めたい人がいれば、1か月6000円で事業拠点として使えます。半年借りると月4000円になります。Wi-Fi料金と同じくらいの金額ですよね。
レンタルスペースは、現在、子供向けの教室として多く利用されています。こちらも、安芸津町で何かしたいという場合に使ってもらえる場所です。
リビングラボは生活者の視点に立った新しいサービスや商品を生み出す場所。あなたがやりたいと思って実現できないことを、どうやったら実現できるか、相談できる場所となっています。
ここまで読んでいただいた方。何となくピンときませんか?
「third」の思いは、安芸津町で何かやりたいという思いを持っている方を見つけ出し、力になりたいということ。最終的には、安芸津町を盛り上げたい!ということなのです。
「third」を開設されたのは、株式会社 新川 の 新川 隼人 さん。安芸津町で土木関連事業行う会社の三代目です。実は、「third」という名前は、「thirdスペース」と「三代目(third)経営者のチャレンジ」という意味を合わせてつけられたそうです。会社の事業内容とは結び付きにくいですが、現在、安芸津町活性化のための活動を精力的に行われています。その理由を伺うと「安芸津町を褒めてもらうととにかく嬉しいんです。どうしてなのか考えてみると、両親も祖父母もみんな安芸津出身。きっと何代遡っても安芸津なんじゃないかと。だから、もう、安芸津なんですよ」と笑顔で話されます。さらに、「コロナ禍で安芸津町でも多くの事業者が影響を受けました。やっぱり、町が元気にならないとダメなんです。正直、全然儲かりませんが、楽しいから、それでいいことにしています!」とパワフルなお言葉をくださいました。
もちろん、新川さんの安芸津への思いが形になっているのも、同じ思いを持ち、一緒に活動してくれる仲間がいるから。「third」の企画やデザインも一緒にすすめていらっしゃいます。また、その方たちを中心に、定期的に「third」で異業種交流会も行われています。繋がることでさらに広がっていく予感がしますね。
ロゴも素敵でしょ。
さて、長々とお伝えしてきましたが、このページは「東広島アーツコンシェルジュ」のページです。アートに関連してお伝えしますと、これまで、「third」では、生花の展示が行われたり、展示会場として利用されたこともあります。また、建物の外には、屋台スペースがあり、作品を販売することもできます。演奏会はまだ行われたことがないということですが、ピアノ教室は行われているということなので音楽演奏にも使えそうです。安芸津町で「発表の場」をお探しの方、ぜひお問合せください。
屋台スペース
お問合せ
third 〒739-2403
東広島市安芸津町風早766
070-1583-6465