■志和堀 生城太鼓

 生城山といえば、志和の真ん中に鎮座するシンボル。この山から名前をもらって、平成10年に「生城太鼓」は誕生しました。結成したのは40代の女性5人。当初から、女性のみのグループとして活動してきたそうです。最初は、太鼓が1つしかなく、自分たちで新しい太鼓を作ったと聞きました。「千代乃春」の樽で太鼓を作ったこともあったそうです。

 現在のメンバーは大人8人、子供3人で、月曜日の午後7時から練習していらっしゃいます。午後7時から先に子供の練習が始まり、午後8時から大人が合流するというです。

11月28日、午後7時からの練習を拝見しました。

まずは、太鼓の準備から始まります。準備運動のラジオ体操が行われたあと、この日は「銚子早打ち」という新曲の練習に子供たちが挑戦していました!

びっくりしたのは、曲によって、バチの長さも違うこと。短くて太めのバチが使われてました。親指と人差し指でしっかり持ってあとの指は軽く持つんだそうです。太鼓の前に膝を立てて座り、正面ではなく斜めから打ちます。微妙な角度や体のもっていき方など細かい指導も行われます。腕を大きく回して太鼓を打つ場面も「右だけじゃなく左手も大きく回して」と声が飛んでいました。大人は1曲完成するのに1年かかるところ、子供たちは早いんだとか。

 先日、アザレアホールで行われた「邦楽まつり」で素晴らしい演奏を披露された皆さん。しばらく公演はないそうですが、次はこの曲が聴けるかもしれません。