■日本舞踊 藤間流
日本舞踊 藤間流 師範 藤間寿三豊さんの教室は市内に4箇所、ご自宅、東広島芸術文化ホールくらら、八本松町宗吉集会所、高屋町杵原下集会所で行われています。日本舞踊 藤間流とは日本舞踊の五大流派の一つと言われていて、家元は歌舞伎の尾上松緑。歌舞伎も日本舞踊も持つ流派です。
今回、6月12日(月)にくららの教室にお邪魔しました。
くららの教室には5名の生徒さんがいます。先生の教室は基本的に1対1の指導が多いそうですが、この日は3組に分かれて指導が行われました。
最初に見たお稽古の曲は長野民謡『天竜下れば』。手拭いを使って汗を拭いたり、船を漕いだり、曲の情景に合わせた振り付けで構成されて、美しいだけでなく面白くも感じられます。日本舞踊は女性的な舞踊だと勝手に想像していたのですが、女踊りも男踊りもあり、繊細なだけでなく、力強いところもあり、民謡もあり、古典もあり、幅広く楽しめる世界でした。
日本舞踊が他のダンスと大きく違うところは、着物を着て踊るところ。もちろんお稽古も着物で行います。最初は自分でできなくても、先生や先輩が教えてくれるので、だんだんと着付けも身につくようです。今まで着る機会がなかった着物を着る機会にもなりそうですね。 見た目は大きく違いますが、他のダンスと共通する点もあります。それは、体幹が大切だということ。日本舞踊では“腰を据えて”と表現されますが、どんな動きをするにも体幹をしっかり定めることが最も重要なポイントだそうです。激しい動きはなくても、インナーマッスルの動きの激しさが魅力の一つのようです。腰をすえて踊ってみませんか。