■東広島マンドリンアンサンブル 初心者コース

 東広島マンドリンアンサンブルは昭和59年に発足した東広島地区初のマンドリン音楽の社会人クラブです。毎年8月に定期演奏会がおこなわれていて、昨年が、なんと、34回目。演奏を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

 ところが、長い間活動を続けていると、新規メンバーに参加してもらうことが難しくなってきました。そこで、クラッシックギターとマンドリンに興味がある初心者を募集して、新規メンバーの育成を行おうということとなり「東広島マンドリンアンサンブル 初心者コース」が立ち上がりました。費用も賛助会員の会費のみ。一か月500円だそうです。

 初心者コースが立ち上がって2年。現在、マンドリンコース4人とクラッシックギターコース6人のメンバーです。

 マンドリンアンサンブルなのに、どうして、クラッシックギター?って思いませんか。実は、マンドリンアンサンブルでは、マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、クラッシックギター、コントラバス、パーカッションなどの楽器を使って演奏します。和音やリズムを担当するそうです。

 余談ですが、マンドリン、マンドラテノール、マンドロンチェロは、バイオリン、ビオラ、チェロと同様に、同じ形で、大きさが違う楽器です。大きいほど低い音が出ます。

 今回、クラッシックギターコース初心者発表会のリハーサルを取材させていただきました。

 指導をしていらっしゃるのは、マンドリンアンサンブルメンバーの近藤仁司さん。マンドリンを始めたきっかけを伺うと、「大学でギター部に入ろうと思ったら、ギター部が無かったから」と教えていただきました。音楽が好きで、マンドリンの他に、ギターとチェロも演奏されます。

 発表会は2月25日(日)に行われました。発表会の2時間前、午後1時に、急いで椅子と机を運び込み、リハーサルスタート。プログラム通りに、段取りの確認と最終演奏を行います。演奏の合間には真剣に練習していらっしゃいました。

 近藤さんによると、クラッシックギターはあまり知られていない楽器。ギターは全部同じだと思っている私にとっては、少し驚きでした。他のギターはピックなどを使って演奏しますが、クラッシックギターは伸ばした爪で弦を弾きます。だから、爪が弱い人は弾けないこともあるそうです。

 実際に演奏を聴いてみると、とても優しくて繊細な音色。音に合う静かな曲の演奏を聴くと、楽器の良さが伝わってきました。初心者の皆さんは、失敗もあるものの、しっかり演奏していらっしゃいました。近藤さんも、「何も知らない初心者が、ここまでできるようになるんですよ」満足そうでしたよ。

 東広島マンドリンアンサンブルでは、今年の4月に向けて、新たに初心者コースのメンバーを募集しているそうです。ご希望の方はHPからコンタクトを取っていただくか、練習場所である人権センターに連絡してくださいとのこと。春も間近です。新しいことにチャレンジしてみませんか。

東広島マンドリンアンサンブル 

クラッシックギター 初心者コース 

月2回 毎月 第1、3木曜日 13:00~15:30