■福富源流太鼓
9月30日(土)、10月1日(日)に今年も道の駅湖畔の里福富で、アクアフェスタが開催されました。毎回そこで演奏を披露されているのが福富源流太鼓です。
沼田川の源流域、福富町を拠点としてる福富源流太鼓は、福富町が東広島市と合併する少し前、平成14年に設立されました。当時、福富町で和太鼓の教室に通っていた方達を中心に結成されたそうです。設立当時のメンバーは10人程度、購入してもらった太鼓の数は6台。メンバー同士が同じ太鼓を叩いていたこともあったそうですが、今はそれも解消されました。メンバーも増えて15人。西条町や豊栄町、高屋町からも参加されていて、下は小学校3年生から、上は…年齢を聞いてはいけないそうです。
今回のアクアフェスタでは、2日目の最後の演奏、つまり、お祭りの大トリを任されました。運び込まれたのは宮太鼓が13台。他にも大小様々な太鼓も!みんなで協力して手際よく、舞台袖に運びます。あっという間に、スペースがいっぱいになりました。
演奏を待つ間ものんびりしているわけではありません。福富のお祭りをしっかり盛り上げます。メンバーは福富町を支える戦力でもあるようです。頼もしいですね。
プログラムの1つ前、琉球國祭り太鼓の演奏が終わって、いよいよ福富源流太鼓の演奏です。曲目は、「虚空蔵」、「疾風」、「大地」、「一心」。
福富源流太鼓の曲は全てオリジナル。太鼓本舗かぶら屋の土井先生が作曲してくださっています。
特に「虚空蔵」という曲は旧久芳小学校で一校一和文化学習に取り組んだ小学生も演奏したことがある曲です。 この日も卒業生が観客席からしっかり応援してくれていました。
演奏の合間には、ご来場の皆さんを対象に、太鼓の演奏体験も。歌詞が福富町の特産品でできている曲を演奏しました。チョロギ、ブドウ、ジェラート、厚揚げ…う〜ん?他に何があったかな?エゴマは入っていたかな?それはさておき、たくさんの方が舞台の上に上がって一緒に演奏し、楽しい時間でした。
最後の「一心」は、琉球國祭り太鼓とのコラボも行われ、笛やチャッパも加わって、大盛り上がりでフィナーレを迎えました。
一緒に和太鼓をやってみたい方、毎週水曜日の午後7時から練習が行われているようですよ。
福富源流太鼓の演奏が聴きたい方、10月15日(日)に東広島芸術文化ホールくららで行われる「けんみん文化祭ひろしま2023東広島地区フェスティバル」で演奏されます。足をお運びください。