■ギャラリー、アトリエ、ワークショップ 多彩に使える新拠点 KINIWA
西条町郷曽 稲生神社の近くにギャラリー&アトリエがオープンしました。安芸高田市、東広島市に拠点を置く㈱坂田工務店が新設した「KINIWA」です。
ロゴマークもかわいいです。
「KINIWA」という名前は木と庭をイメージしたもの。木や庭の良さを感じながら活動できるスペースとなっています。
そもそも、工務店でギャラリー&アトリエを運営するということが興味深いですよね。㈱坂田工務店では以前から市民のみなさんが交流できる場を提供できればという思いを持っていらっしゃって、その思いを結実されました。
外観
広い敷地の真ん中にゆったりと建てられた平屋の建物。現代風に見えますが、屋根に石州瓦が使われていたり、和を大切にした建物であることが覗えます。中に入ると、まず感じるのが木の香り。建物に使われている良質の木材から溢れる香りです。㈱坂田工務店の家造りは自然素材にこだわっていて、国産の木材を自然乾燥し、無垢の木を贅沢に使われているのが特徴。KINIWAにもこの木材がふんだんに使われています。また、土間の床に石州瓦が使われているなど、東広島の景観とも調和する工夫が凝らされています。
ギャラリー
ギャラリーに置かれた、お洒落で優しい木製のテーブルや椅子。実はこれも、㈱坂田工務店のオリジナル。大工さんのお手製だそうです。手しごとにこだわり、技術の高い大工さんを社員として建築施工を行っている㈱坂田工務店。だからこそ、細部にわたって統一感のあるコーディネートが可能なのですね。
小さな家具など木製小物を作っていらっしゃるのはデザイン性のためだけではありません。㈱坂田工務店では原木から管理されているので、建材として使えない小さな木材が生じます。これをいかに無駄にしないか。様々に工夫され、カッティングボードの販売も行っているそうです。最終的には薪として利用され、無駄なく役立っています。KINIWAでも敷地の一部は薪置場となっていますよ。
㈱坂田工務店が今回、“ギャラリー”を新設されたのは“手しごと”を大切にしている会社としての思いもあります。代表取締役 高原良彦さんは「手作りで時間をかけて良いものをつくっていらっしゃるアーティストや職人の方が近郊にもたくさんいらっしゃると思います。その方たちの活動を発信できる場になればという思いでつくりました」と話してくださいました。市民の皆さんも目が離せない場所になりそうです。
ギャラリーは、演奏会などにも利用でき、観客も50人以上収容可能。アトリエは別棟になっていて、ワークショップなどでも利用できます。広い敷地も合わせれば、イベントも開催できそうですよ。
アトリエ
利用料は、ギャラリーが1日8000円、アトリエは1日3000円。
また、㈱坂田工務店では9月28日にマルシェを開催される予定だそうです。是非、足をお運びください。
「KINIWA」という新しい拠点、どう使いますか。東広島の可能性が広がりそうですね。
お問い合わせ (株)坂田工務店 082-429-2777