■西条でオールディーズのイベント企画
歌や曲を聴くと、その時代の記憶があふれ出す。そんな経験をお持ちの方は多いと思います。今の年齢に関係なく、頭の中だけ、瞬時に中学生や高校生に戻てしまうから不思議ですよね。
多くの人をそんな時代に連れ戻してくれる曲を集めたライブイベントを、東広島で40年にわたって企画し続けているのが、西条町の平谷泰幸さんです。
平谷さんご自身もベースとドラムの演奏をされています。平谷さんは高校生の時にバンド活動を始めました。色々な賞を受けることもあり、ドラムの腕前に自信を持っていました。徳山の大学に通っていた時、月世界というキャバレーがあり、プロの演奏家が毎日演奏しているのを知り、そこへ訪ねていってみました。「何の楽器をやってるんだ」「ドラムです」「ちょっと叩いてみるか」となり、ドラムの前で待っていると、なんと、いきなり本番の幕が開きました。緊張で楽譜も読めず、ただただ、でたらめにドラムを叩いた記憶が鮮明に残っているそうです。
何もできなかった自分に愕然とし、鼻をへし折られた気持ちになりました。それでも諦めることなく、卒業までそこへ通い続け、演奏の腕を磨きました。
就職して10年間は音楽から遠のいていましたが、仲間との再会をきっかけに、イベントの企画を始め、自らも演奏活動を再開したそうです。
西条ではカジュアルレストUSAを中心とした会場で、年数回のオールディーズのライブを企画しています。今度は2月25日に行われるそうですよ。平谷さんもグッドフェローズというグループの一員として参加されます。
また、ライブで演奏された曲をYouTubeで配信していらっしゃいます。こちらも是非聴いてみてください。