小泉ラボで行われている絵画教室
7月15日(土)に西条駅前、小泉新聞舗2階の小泉ラボで行われている絵画教室を見学させていただきました。
この教室の先生、加地守さんは、新協展を中心にご活躍です。最近では、2022年に新協展 東京都知事賞を受賞するなど、数々の受賞歴があり、インターネットで検索していただくとたくさんの作品をご覧いただけます。
少し脱線しますと、以前、安芸高田市に八千代の丘美術館という美術館がありました。そこは面白い美術館で、三角屋根の小さな建物がたくさん建っていて、1棟ごとに、1年ずつ、1人の作家の方の展示に使われていました。私自身はそこで加地先生の作品に出合っていたことを先ほど思い出しました。その時見た作品は今でも印象に残っています。
先生はいろいろな絵を描かれていますが、どれも、とてもやさしい絵です。色合いとかそういうことだけではなくて、とてもやさしいんです。
先生にお会いすると、その理由がわかります。先生から醸しだされるやさしさが、絵のやさしさと同じで。もちろん、感じ方には個人差がありますので、そう思わなかったらごめんなさい。
絵画教室も心地よいやさしさを感じられる場所です。生徒の皆さんはテーブルを囲んで配置された椅子に腰かけて、描いてきた絵を見せ合います。感想を言い合ったり、雑談に発展したり。この会話の中に先生も混ざって、それぞれの絵の良さを的確に指摘されていました。
先生はいいところを探す名人です。無理やり探しているわけではなくて、ご自身が生徒さんの絵から受けた刺激をそのまま伝えていらっしゃるのだと思います。描いた本人もわかっていない絵の良さを、あんな風に解説してもらえると、また次の描きたい気持ちにつながることでしょう。先生の言葉を受けた、生徒の皆さんの表現力が素晴らしく、また来年の作品展が楽しみです。
教室はまだ始まったばかりで、名前も開催日も確定していませんが、月に1度か2度土曜日に行われています。