「憧れのクロスステッチを仲間と一緒に楽しめる! 北欧刺しゅうの会」

北欧刺しゅうの会は月2回水曜日にくららで行われている教室です。7月5日(水)に教室を見学させていただきました。見学に行くまでは、刺繍教室は静かな教室だと思っていましたが、実際に行ってみてびっくり。先生を取り囲んで熱心に質問されていたり、生徒さん同士でお話されていたり、刺繍を通して活発にコミュニケーションをとっていらっしゃる印象です。

そもそも、佐々木先生に教室を始めたきっかけを伺うと、「刺繍をしていると、嬉しいこととかあるんですよね。それを言い合あえる仲間が欲しくて」とおっしゃいました。気持ちを共有したくて教室を開く?と思いましたが、1人でもくもくと作業をする刺繍だからこそ、楽しさや大変さ、うまくいった喜びなどを深く共有できる仲間と出会いたいという気持ちになり、みんなとお話する時間が大切になるのでしょうね。

刺繍は子育て中の方にもおすすめです。もともと、先生が刺繍を始められたのは子育て真っ只中のとき。「今日1日オムツしか替えてない」と感じるほど、子育ての忙しさに閉じ込められたときがあったそうです。そんな気持ちから解き放ってくれたのが刺繍をする時間。刺繍の作品が出来上がっていくことで、自分の存在を確かめられる。刺繍を一番求めていたのはその時かもしれないと話してくださいました。今、その言葉に共感できる方もいらっしゃるでしょう。

生徒の皆さんは年齢もキャリアも様ざまで、10年も続けておられる方もまだ始めて数回しか来ていない方もいらっしゃいます。クロスステッチは布の目を数えて決まった場所に糸を通していくことで図柄が出来上がっていきます。キットを使って気軽に作品作りをしたり、先生が作った図柄を作ってみたり、オリジナルの図からに挑戦したり。興味に合わせて進めることができます。難しそうなイメージだったのですが、はじめて間もない方もとても綺麗に作っていらっしゃいました。

先生のこだわりは、北欧の布や糸を使って北欧の伝統的な図柄を作品にすることだそうです。そうすることで、北欧刺繍の魅力をたっぷり感じることができるのでしょう。

「この教室は和気あいあいとしてすごく楽しい教室です。だから、知らず知らずにどんどん人が増えています」と生徒の方が教えてくださいました。あなたも参加してみてはいかがですか。7月17日(水)には、くららで体験会もあります。