■東広島JAZZの拠点 Black &Tan(ブラックアンドタン)

 今年1月にOPENから15年を迎えたBlack&Tan。地元で長く愛される「料理・仕出し 柳谷」のご主人と奥様が開かれたお店です。ということで、お店の場所は黒瀬町丸山「料理・仕出し 柳谷」の裏。国道から入ると駐車場もしっかりあります。

 ご主人はもともとJazzがお好きで、一緒に聴いていた奥様もすっかり魅力にハマったそう。ところが、以前は、東広島市でJazzの演奏会を行っている場所はなく、広島まで行かないと聴けない状況でした。近所に、気軽にJazzが楽しめる場所があったらと思い、「Jazzが聴ける場所を作ってや」と周りの方に言っていたら、「あなたがつくってよ」と。よく考えてみれば、もともとお店をやっているから、許可申請などの手続きも少なくて済む。「じゃあやろうか。」という感じで始まったそうです。

 最初はアマチュアの知り合いの方に演奏してもらって、内輪で集まり、盛り上がれればいいかというところから始まりました。ところがある時、全国ツアーの開催地として利用させてもらえないかという依頼があり、それを受けると、口コミで東京からのミュージシャンも来るようになり、また別のつながりで出演依頼が来たりして、どんどん演奏者の層が広がっていきました。今はバランスをとりながら日程調整をしているそうです。

ブログをのぞいてみると毎週のようにJazzの演奏会が行われています。内容も料金も様々で、リーズナブルに参加できる地元のグループのイベントもあれば、ちょっとお高いけど、東京などで活躍する本格的なJazzの演奏会もあったり。東広島の夜を盛り上げてくださっています。

 

6月17日(金)に行われた中島香里ヴァイブスカルテットK~VQの演奏を拝聴しました。

演奏が始まる前から、ドリンクや料理をいただきながら、演奏が始まっても、まだまだ飲んだり食べたり。ゆったりと過ごせます。

K~VQの演奏は、それまであまりJazzの演奏を聴いたことがなかった私でも、この演奏はただ事ではない、ものすごい音楽だ。今聴いてるこの音がまさに芸術作品なんだと。今風に言うと「神演奏」と言うのでしょうか笑 本当にそう感じました。

 実はママもJazzを歌っていらっしゃいます。ステージで披露されることもあるようです。身近に一緒に楽しめる演奏から、心が震える演奏まで、飽きることなく通えそうな場所です。